シュリンピア帝国アドベントカレンダー22日目の記事です。
ガビガビ4Kアイコンシュリンピア代表ならびにリアクション拡大研究所助教授のかにいなかです。
普段はスプラトゥーン3やゲームボーイ版テトリス、フォールガイズなんかも始めたりとシュリンピアの国技を満喫しています。
皆さんのアドベントカレンダーを読んで、私も好きなものを語りたいなと思い、激渋ドラマ「相棒」をテーマに、どんなお話なのかを簡単に書いていきます。
※ネタバレがちょっとあります。
そもそも相棒って何
2002年から21年もテレビ朝日で放送されているのスーパーご長寿サスペンスドラマ。
主演は水谷 豊。
警視庁の「人材の墓場」と呼ばれる窓際部署「特命係」に所属する変人刑事杉下右京と、そこに所属する相棒たちの物語。
はじめは土曜ワイド劇場の2時間もので、のちに連続ドラマ化されました。
現在の監督は「探偵はBARにいる」の橋本一さん、音楽は「Tiger&Bunny」も担当された 池 瀬広 さんと豪華(池さんはプレシーズンから担当)。
ちなみにおなじみのテーマソングはSeason3から。Season1と2はそれぞれベースが効いた格好いい曲となっています(URL貼りたかったけど無断転載のものしかなかった……オヨー)。
相棒役やゲスト出演のキャストは超豪華。相棒役を果たした及川 光博や反町 隆史だけでなく、ゲスト出演として田中 圭や生瀬 勝久、仲間 由紀恵、大地 真央など大体の俳優さんは相棒に出演経験があったりします。
刑事役としてレギュラー出演されている俳優さんたちは、舞台を拠点とされている方が多いため知らない方も多いかもしれない……。でも特撮ファンはどこかで観たことがあるはず……。
相棒公式サイトのCAST
現在水曜日夜21時からSeason22放送中、1月1日には元旦2時間スペシャルが放送されます!!
今までの回はテレビ朝日が映る地域は平日夕方15時50分から再放送されており、テレビ朝日系列の番組が観られる動画配信サービス「TELASA」ではプレシーズンから全話配信されています(月額618円、一部追加料金必要)。
DVDやノベライズも去年放送Season21まで出ているので「ドラマ観れない」という方にも安心!
「相棒」のココがいいぞ&悪いぞ
いいところ
〇懐かしいけど斬新なストーリーなんかソシャゲの謳い文句みたいになっちゃった……。
ただ、杉下右京の洞察力と推理力は「シャーロック・ホームズ」さながら、そして遠回しな言い方や追い詰め方「刑事コロンボ」を彷彿とさせるものがありますが、捜査権がないうえに変哲もない事件を「妙ですねえ」と言って引っ掻き回す斬新さがクセになります。
〇右京さんは絶対にメガネを外さない
そう、メガネを外さない。
犯人に襲われボコボコに殴られてメガネが割れても絶対に外さない。
日本だけでなくシュリンピア帝国憲法もある程度守れる男、杉下右京。
悪いところ
〇思想が強い!2時間スペシャルや初回、元旦スペシャルなど、ドラマとして楽しむにしてもちょっと考え方が偏りすぎている回がある気がする……まあテレビ朝日だし……
〇2時間スペシャルの後味の悪さがすごい
一緒に事件を追ってた弁護士がラストでエグい死に方したり、若者たちが真顔の船越英一郎に2時間ひたすら追いかけられたあげく技を決められて絶命したり、亀山くんが仲間を連れて戻ってきたと思ったら仲間3分の2死ぬし「ほんまにこれ大丈夫なんか……?」みたいな回が多いので、1話から観たい!という人にオススメできない……。寧ろそれがいい!となった方は教えてください……。
全然分からなくても楽しめる回
相棒1㎜も分からなくても楽しめるうえによく地上波で再放送される回を勝手にまとめました。
〇「密やかな連続殺人」「悪魔の囁き」
Season4 4話・5話
主なゲスト俳優:小日向 文世・高橋 一生
片方だけピアスがついた女性の死体が都内で発見された。
とある未解決事件と同じ手口と気付いた特命係は、重要参考人の村木(小日向 文世)に近づく。
捜査一課は気が弱く決して殺人が行えそうにない村木ではなく、対象的に気が強く暴力的な妻(山下 容莉枝)を犯人として捜査を進めるが……。
心の闇が深い小日向 文世と高橋 一生が観れる。
〇「特命」Season7 19話
主なゲスト俳優:前田 吟
2代目相棒神戸 尊初登場回。
とある村の女性から殺人事件を暗示するような絵が添えられた手紙が送られてきた右京。いたずらだと主張する新相棒・尊をよそにひとりで勝手に捜査を進める。
果たして送られてきた絵はただのいたずらか事件か……。
〇「右京さんの友達」Season12 13話
主なゲスト俳優:尾美 としのり
右京とひょんなことから仲良くなった男、毒島(尾美 としのり)からお茶会の招待を受けた特命係。
毒島はミステリー小説と紅茶が好きで、淹れ方も右京さんと全く同じ。まさに右京の親友とも呼べる人物だった。
のんびりお茶会を楽しむ中、右京は毒島の住む隣の部屋でおきた殺人事件について話し始める……。
少しずつ相手を追い詰める右京パワー全開。最後は三代目相棒・亨の優しさに救われるお話。
〇三文芝居(Season19 6話)
主なゲスト俳優:橋本 じゅん
都内のマンションで男性が遺体で発見された。通報者は出張風俗のドライバーをしている松野(橋本 じゅん)という男だった。しかし彼の言葉はどこか不自然なところが多く、言及すると突然シェイクスピアの芝居を始めたりして警察の捜査から逃れようとする……。果たして真実は……?
橋本じゅんを信じろ
〇「他人連れ」Season21 12話
主なゲスト俳優:駒木根 隆介
とある朝、特命係が乗った車に「財布を落として帰れないので、家まで乗せてほしい」と頼んでくる親子が現れる。快く家まで送るが、右京はこの親子に違和感を覚える。
ちょうどそのとき都内のアパートで殺人事件が発生。「子連れの男が逃げた」という目撃証言があがる。果たしてあの親子は一体何者なのか……。
最後に
相棒は大企業や政治家の不正についてなど難しい話が何個かあるので、観たとしても何を言っているか分からないかもしれません。
でも大丈夫!
ファンも分かってない!
さあ君も相棒を(無理のない範囲で)観よう!
以下は登場人物紹介ですが、自己満足で書いているので読まなくてもいいです……。
でも読んでくれると嬉しい……。あと元旦スペシャルは推しの父と兄と妻と息子出てくるので観てほしい……。
特命係の人たち
右京さんと歴代相棒たちをざっくり説明します(書きだすと止まらなくなってしまうので……)。〇杉下 右京(演・水谷 豊)
オールバックにナイスメガネ、そして不思議な紅茶の入れ方でおなじみの主人公。
優れた洞察力と推理力を持っているが、正義感が強いため罪を犯した者はどんな立場の人間であろうと自分の相棒でさえも真っ向から立ち向かう。そのため警察上層部からはとても嫌われており、何かと退職させようとしている。
高いところから紅茶を入れるのは水谷豊さんが「紅茶のポットどこまで高く上げられるかなあ……」と思い、始めたもので正しい入れ方ではないです。このときの本人の手は紅茶が飛び散って激熱らしい。
そんな水谷さんもそんなこんなで71歳なのよ……。うそでしょ……。
歴代相棒たち(全員「か」で始まって「る」で終わる)
〇 亀山 薫 (演:寺脇 康文)
登場シーズン:プレシーズン第1話〜season7 第9話、season21〜
ツンツンヘアーにカーキのフライトジャケット。おなじみの相棒。
たてこもり事件の人質としてテレビに映されるという失態を犯したため、捜査一課から特命係へ左遷。
考えるより体が先に動く熱血タイプの体育会系。右京にはない思いやりの心があり、彼の言葉は容疑者だけでなく視聴者も救われる。
ボランティア活動をしていた友人の死をきっかけに、右京から教わった「正義」を伝えるため、警察を辞め独裁政治の続くサルウィンという国へ渡った。
そして2022年に昔と全く変わらない姿、性格で帰ってきた。相変わらず体育会系だけど寺脇さんもう還暦すぎてるのよ……
〇 神戸 尊 (演:及川 光博)
登場シーズン:season7 19話(最終話)〜season10
警察庁からスパイとして特命係にやってきたキャリア。しかし、それは警察庁のとある罠だったことが発覚し、特命係に本腰を置く。
当初ファンから「右京さんみたいな頭脳系が相棒になるのはどうかと……」と思われたり、右京さんからも「君は亀山くんの代わりにはなれません」と言われたりするなどさんざんな第一印象だった。
キザな性格で、死体や血がてんでダメ。ちょっと頼りないところもあるが、右京のように事件の真実を突き止める正義感があり、クローン人間をめぐる事件では右京と対立、最終的には右京に勝っている。しかしこの事件をきっかけに警察庁に戻った。
「劇場版Ⅱ」では尊のセクシーシャワーシーンから始まる。
〇 甲斐 亨 (演:成宮 寛貴)
登場シーズン:season11〜season13
右京が旅行中に出会った新米お巡りさん。左遷ではなく右京の推薦で特命係に配属になる。あだ名はカイトくん。
薫以上に体が先に動く、というか手が出る少し危なっかしい性格。
父は警察庁のお偉いさんだが、「出来損ないの息子」と言われており仲も最悪。
右京と共に事件を解決していくうえで「正義」を知り、徐々に父との関係も直そうと努力していた。
しかし、友人の妹が亡くなった事件により「法が裁けなかった人間を己の手で成敗する」ようになってしまい、暴行ならびに殺人を犯しついには右京に逮捕されてしまう。
この回は一切の伏線なし、最終回予告でカイトくんが人を殴っていることが判明したため、突然のことにファンの傷もでかい(特に私)(どうして)。
〇 冠城 亘 (演:反町 隆史)
登場シーズン:season14〜season20
「相棒も逮捕した杉下右京……おもしれー奴」と、法務省から出向してきたいわばお客様。
あの整った見た目でおどけたり右京の口調を真似したり茶目っ気のある一方、飄々とした性格で何を考えているか分からず、右京からめちゃくちゃ警戒される。ついには右京に事件捜査させたいからという理由で単純な事件を引っ搔き回し、法務省をクビにされ特命係に配属される(ちゃんと警察学校通った)。
これからも特命係にいるだろうと思った矢先、法務省時代の上司から公安調査庁の転籍を勧められ、特命係を去る。
軟派な性格で、あの反町隆史がブロンズ美女に派手にビンタされたりしている。
おまけ
〇 陣川 公平 (演:原田 龍二)
捜査一課経理担当にも関わらず事件に首を突っ込み、誤認逮捕を繰り返したとして一度特命係へ左遷させられた特命係第3の男。
捜査員になりたいがため、家に全国の指名手配写真を壁一面に貼り、いつでも逮捕できるように訓練している。人懐っこい上に惚れっぽく、少しでもかかわった女性に一目ぼれしてはちょくちょく事件を特命係に持ってくるトラブルメーカー。
お酒にも弱く、少し飲んだだけでべろんべろんに酔っては京都弁でオヨオヨ泣き言を言っている。
ちなみに原田さんの弟、本宮 泰風さんもヤクザ役としてちょいちょい相棒に出ているが兄弟共演は未だできていない。
〇 青木 年男 (演:浅利 陽介)
登場シーズン:season14 15話〜season20、season22 1話
第2の第3の男。
父は警察官、叔父は警視庁副総監だが、本人は大の警察嫌い。
とある事件で特命係に関わり、二人に復讐を果たすためコネで警察官になる(警察学校はちゃんと通った)。
最初はサイバー犯罪課だったが、不祥事を起こし特命係に左遷。
ひねくれた性格で、大事な証拠を警察にわざと提出しなかったり、警察のマイナスイメージになる話題をマスコミに売ったりしている。
プライドが高く、右京に「君にならこれぐらいのことできるかと思ったんですかねえ~。ええ残念です」と言われると「この僕を甘く見ないでください!これくらいすぐにできます!」と怒りながら捜査してくれる。チョロい。
亘と同じ時期に内閣情報調査室に転勤した。